課題も行事も全力投球 働き者だった卒業生の今とは
ファッションプロモーションコースでプロモーションフォトを担当してくださっている非常勤講師、岩野 一真先生のアシスタントとしてお仕事をされている万穂さん。ファッションプロモーションコースを卒業後、どのように学校で学んだスキルが活かされているのかなど、お伺いしてきました。
ープロフィールー
名前:鶴田 万穂(つるた まほ)
出身:和歌山県
趣味:離れた友達と弾丸旅行、寝ること、散歩
現在:Sol inc.アシスタントディレクター兼デザイナー
周りのみんなからすごくいい刺激を受けました。
取材者:ファッションプロモーションコース(以下FPコース)の授業や課題にどのような体勢で取り組んでいましたか?
鶴田 万穂(以下鶴田):『どの授業も “1” で課題が出されたとしたら、最低 “3〜5” の力量で出す』。基本的に全部 “10” でやろうとしていました。周りがみんな頑張る子だったから、そこに刺激されて「あ、自分もやらなきゃ」ってなってました。
取材者:propの運営を行う上で、万穂さんはどんな役割でしたか?
鶴田:SNS・広報担当でした。今のpropの役割って、SNS担当と広報担当があると思うんですが、去年は分かれてなくて、2期生とは仕組みが違いました。propを進めていく中で「SNSがあった方が良くない?」っていう話を友達と先生と話している時に提案したら、SNS・広報担当になってInstagramを開設しました。
取材者:友達と4人でSNSを進めていくのは大変ではありませんでしたか?
鶴田:大変だったけれど、クラスの子はみんなコラージュが上手だったので、協力してもらっていました。
取材者:個人オウンドメディアを作られたと思うのですが、そこに込めた想いはなんですか?
鶴田:個人オウンドメディアを開設する時、最初は発信したいことがなくて迷いました。ですが、離れた仲の良い友達に会うために弾丸旅行を良くするので、友達が好きなんだ! と思い、インタビューコンテンツにしました。普段、深い話をする機会がないので、インタビューを通して色々な友達の目指していることや考えていることを聞いたら、自分も成長できるかなと思ったので始めました。
取材者:こだわった点などあったら教えてください。
鶴田:47pagesというメインコンテンツでは22人にインタビューをしました。すごくカラフルな子もいれば黒しか着ない子もいたり、強めのファッションの子や古着系ファッションの子もいたり、バラバラの個性を表現するデザインをIllustratorを使って作ったのがこだわりです。
この環境が自分をより成長させてくれるんです。
取材者:どのような経緯で岩野 一真先生(元Drop tokyo編集長、現Sol inc.ディレクター兼プロモーションフォト講師)の助手についたのですか?
鶴田:2年生の末くらいに岩野さんの事務所でインターンを募集します! という連絡がFPコースにきたので応募して、働いているうちに声をかけてくださり今に至ります。
取材者:岩野先生の元で働こうと思うきっかけはありましたか?
鶴田:2022年のファッションフェスティバル(以下FF)で企画長をやることになったことがきっかけです。その時は、企画長もやりつつインターンにも通う怒涛の日々でした。その中で過ごしていくうちに、自分の成長欲というか「もっとやりたい!」という気持ちになりました。FFは例年よりも大変だったけど、インターンしながらやりきってみて、残りの半年学校で学ぶよりも、ここでアシスタントとして働かせてもらったらもっと成長できるのではないかと思いました。3年生をやめたのもマイナスな感情は全くなくて、学校も好きだけど、自分はここの方が成長できるんじゃないかと思って、今は岩野さんのアシスタントとして働いています。
取材者:常に自分にとって最善を選択してるんですね。
鶴田:いやいや全然! 毎日、学ぶことばかりです(笑)
取材者:主な仕事内容をお聞きしてもいいですか?
鶴田:アシスタントディレクター兼デザイナーです。デザイナーとしては、グラフィックデザインを主にしています。アシスタントディレクターは、例えばファッションブランドが運営するオウンドメディアの企画を考えたり、岩野さんの撮影や編集のサポートをしています。
取材者:FPコースで学んだスキルの中で何が活かされましたか?
鶴田:絶対にAdobe。特にIllustrator、Photoshop、Premiere Proの3つです。働いている周りの人は、Photoshopは触れるけどIllustratorはあまりできない人もいて。だからこの3つができるのは本当にすごいし、財産だと思います!
自分のできることをもっと増やしたいです。
取材者:これからどんなものを作っていきたいですか?
鶴田:こういうものを作りたい! ってよりかは、自分のできることの幅を広げたいです。範囲はだんだん広くなってきているんですけど、自分の持っている手札は多い方が絶対いいから、今やっていることを伸ばすのはもちろん、新しい武器になるものを作っていきたいなと思っています。
頑張れ未来の文化生!
取材者:最後に、これからの3期生に向けてひと言お願いします!
鶴田:やりたい! と思ったら迷わずやった方がいいなと思います。渋らないで行動した人の方が進めるので。自分のやりたいと思ったことは、とりあえずやってみる。FPコースでは、それができる環境だと思うので、なんでも飛び込んでみる。でも、休むのも大事だからほどほどに力を抜きつつ、全力で頑張ってほしいです!
取材者:続いて、高校生へひと言お願いします!
鶴田:高校生は、文化にどういう印象を持っているかわからないですが、どのコースに行っても自分がやりたいと思ったことができると思います。何をやるにも自己責任ではあるけれど、自分が好きなことを真面目に、伸び伸びと文化で楽しめばいいのかなって。
お知らせしたいこと
鶴田:Instagramをぜひ見てください!
私からの格言
学生時代から、“1”を言われたら必ずそれ以上の成果物を作り出すという姿勢に、お話を伺いながらとても感銘を受けました。それを継続することは難しいけれど、向上心を忘れない精神はどこへ行っても大切なことだと感じます。
Editor’s note /prop 編集部より。
また、鶴田さんが学生の頃から勉強もインターンも全力で取り組んでいたことが分かり、何にでもチャレンジし続けるタフな精神が大事だと気づかされました。
アシスタントとしての多忙なスケジュールの中、インタビューのお時間をいただきありがとうございました! お仕事頑張ってください。
(prop編集部・ユンスル)