僕のチャームポイント
みなさんは服を購入するときのポイントはありますか? お気に入りの服には自分の好きなサイズ感やディテール、色などあると思います。今回は私の服のチャームポイントを紹介します。
私のお気に入りのアイテムは、1950年代のブラックモールスキンジャケットです。
私はユーロヴィンテージが好きで、その中でもワーク系のアイテムが好きです。年代によって生地感やディテールが変わります。私のものはモールスキンという生地です。モールスキンは「モグラの肌」のように丈夫で厚くてもっちりとした生地が特徴です。洗濯することで色落ちし、生地の風合いが変化していきます。
次の好きなポイントは襟です。50年代以前の襟は少し大きく丸みがあり、襟先が下に向いているものが多いです。これは寒さ対策として使われていたと考えられています。しかし、襟先が縫い付けられているものもあり、炭鉱などで作業する際は邪魔だったのかもしれません。このように当時着用していた人の仕事や用途を想像するのも、ヴィンテージの魅力だと思います。
最後は個人的に1番推しているチャームポイントのタグです。現代の服にはあまり見られない凝った刺繍のタグが付きます。例えば、モンサンミッシェルの街の刺繍になっているものや当時の労働者の刺繍など可愛らしいデザインのものがたくさんあります。見えない部分ですが、着ている自分にしか分からない自己満足ポイントです。
今回私のお気に入りアイテムのチャームポイントを紹介、というより自慢しました。こんなデザインが好きというものがあると、よりその服に愛着が持てると思います。また、これから出会う服を購入する後押しにもなります。
みなさんがお持ちの服のチャームポイントはどこですか?
photo & text by くり
広島県出身20歳。古着好き。迷ったら買ってから考える。サッカーも好きで、推しているチームはリヴァプール。好きな選手はフレンキー・デ・ヨング。守備が上手く、鋭いパスを出すMFを好きになる傾向がある。
くり
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