世界観抜群! 自分の道を突き進む彼女の今とは

ファッションプロモーションコースを卒業後、ファッション流通専攻科へ進学。進学した今、ファッションプロモーションコース時代を振り返ってのことや、あまり聞く機会のない専攻科の雰囲気、1年生から動かし続けているという個人オウンドメディア「apricot jam」について、先輩の声をたっぷりと聞いてきました。

ープロフィールー

名前:生駒 柚月(いこま ゆずき)

出身地:北海道

趣味:フィルムカメラ

現在:文化服装学院 ファッション流通専攻科

アルバイト先:DOUBLEMAISON・Soup  Stock Tokyo

 

apricot jamを軸に考えるとインスピレーションが湧くんです。

取材者:1番力を入れていた授業はなんですか?

生駒 柚月(以下生駒)ファッションプロモーションの授業です。私はオウンドメディアの運営を頑張りたいと思い、「apricot jam」という古着を広めるサイトを作りました。

取材者:1年生の時から「apricot jam」を運営していると聞いたんですが、始めたきっかけは何でしたか?

生駒1年生の最終課題が進級するコースに関連した内容なのですが、昔から雑誌の“Olive”が大好きだったので、真似しようと思って作ったのが「apricot jam」です。

取材者:なるほど、それを引き続き個人メディアでも運営したんですね。

生駒そうです。「apricot jam」を軸にして考えていたら、ファッションプロモーションコース(以下FPコース)での課題は全部「apricot jam」をメインにしたものになっていました(笑)

文化祭で展示したポートフォリオ

取材者:FPコースで学んで役立ったことはなんですか?

生駒:Illustratorです。流通専攻科に入ってショーの舞台案みたいなものを作るのですが、その時すごくスムーズにできるようになったので、Illustratorをやっててよかったなって思いました。

取材者:逆にもっとやっておけばよかったなと思うものはありますか?

生駒:Premiere Pro、Blenderとかですね。映像系の知識をもう少し身につけておきたかったです。平面構成は得意でも、動画となると一気にできることが少なくなってしまって、動画にも力を入れておきたかったなと思いました。

Illustratorで落書き

自分の好きを貫けるのが専攻科のいい所だと思う。

取材者:なぜ流通専攻科に進級しようと思ったんですか?

生駒:自分の好きな世界を広げたいっていう思いがあって、進学を決めました。

取材者:なるほど、流通専攻科のいいところはなんですか?

生駒流通専攻科は自由な時間が多いので長期インターンに行けます。私はずっと憧れていたスタイリストの大森 伃佑子さんのアルバイトに応募し、現在働かせてもらっています。流通専攻科はみんな好きなことをやっているし、それを伸ばせる環境があるので、すごくいいところだと思います

好きが詰まった卒業制作展示

取材者:流通専攻科ではどんなことをしてますか?

生駒流通専攻科としてはショーがメインになります。授業は個人活動がほとんどで、特別講義がすごく多いです。FPコースはグループワークが多いので責任が伴うけど、流通専攻科は個々の作業になるので、やらなければやらないで済むし、自分がやろうと思ったらどこまでもやれると思います

取材者:先ほどショーがメインとおっしゃっていたのですが、どんな係をすることが多いですか?

生駒舞台係です。電子チケットのデザインをしたり、チケット販売の管理を広報とやりとりしたりしています。ショーの当日は招待客の誘導だったり、入口で受付したりと、サポートがメインです。

取材者:数あるパートの中でなぜ舞台係をやろうと思ったんですか?

生駒正直なところ、消去法で舞台係になりました。1、2年生でショーに関わってこなかったこともあり、経験してない分、何もできないんじゃないかと思い舞台係を選びました。実際に舞台係をやってみて、お客さんに見える形でステージをサポートできてすごくやりがいがあるなと感じました。

取材者:そうなんですね。ショーの運営はやっぱり大変ですか?

生駒仕事量が多くて大変ですね。放課後はもちろん、1限が始まる前も仕事をしていました。パソコンスキルがあるからこそできる仕事が多くて、ある時は3つくらいの仕事を一気に動かすこともありました。ショー前は特に毎日頑張ってました。

友達と2022ファッションフェスティバルに

取材者:流通専攻科でショー以外に頑張ったことは、なにかありますか?

生駒今年の3月に新宿ミロードで行われる流通専攻科の卒業制作ショーの宣伝として、新宿ミロードのモザイク通りでショーウィンドウ展示を行いました! コンセプトが、NOWHERE=「どこにもない」「日常と非日常を掛け合わせ、革新的であること」なので、「ショーウィンドウの中にデザイナーさんのアトリエがある」というのをテーマに、デザイナーさんたちのアイテムを展示しました! それぞれのモデルさんのアイテムを配置してアトリエのようなワクワクする空間にするのがとても楽しかったです!

ショーウィンドウ展示

夢は沢山あります。でも最終目標は私の好きを詰め込んだお店を作ること。

取材者:柚月さんは将来何になりたいですか?

生駒高校生の時からの最終的な目標は、古着屋と喫茶店が一緒になったお店を作ることです。就職するのは接客業なのですが、頑張って本社に行って、広告の撮影チームに入りたいです。夢はもっとたくさんあるので、いつか叶えられたらいいなと思います。

取材者:やっぱり何かお店を出したいっていう気持ちがあるんですか?

生駒そうですね。誰かに伝えたい気持ちが強いので。

 

頑張れ未来の文化生!

取材者:これからの3期生に向けてひと言お願いします!

生駒そうですね、課題頑張れ! ですかね(笑)大変ですけど、すごく身になるので是非課題は頑張ってほしいです

取材者:高校生へひと言お願いします!

生駒文化服装学院に来たらFPコースをぜひオススメしたいです。卒業後、自分の身になったと言えるのは、パソコンスキルが大きいなって思うので。でも、まずは1年生で学ぶ授業。私は後になってよく聞いておけばよかったと後悔することが多かったので、1年生の頃から課題はしっかりとやるべきだし、絶対に自分の武器になるので毎日コツコツと頑張ってほしいです!

 

知って欲しいこと

生駒Instagramをぜひ見てください! 卒業しても作品撮りはしていきたいなと思うので、apricot jamのアカウントも個人のアカウントもぜひ見て下さい!

apricot jamアカウント:@apricotjam_official

私からの格言

ときめき

「apricot jam」の意味や成り立ちなどを聞くことができて、とても興味深かったです。

ファッションプロモーションコースに在学されていた当時のお話で、「課題が重なった時にバランスを取るのがすごく大変だった」ということを聞き、今の私がまさにその状態なので、達成したら柚月さんのようになれるんだと前向きな気持ちになりました。課題や展示で忙しい私たちも、卒業後には「楽しかった」と思えたらいいな、そして思えるように頑張ろうと感じています。

また、流通専攻科は自分の好きなことが伸ばせる環境と聞き、お話を聞く前と後では印象がガラッと変わりました。卒業制作ショーも、柚月さんが舞台長をされているとのことで、舞台にもしっかり注目してみたいと思います。

今回はインタビューを受けていただきありがとうございました!

(prop編集部・ユンスル)

Editor’s note /prop 編集部より。