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学科コース:ファッション流通科2年スタイリストコース

名前:アラウッディン 萌 アンジュ

Instagram:@_unange02

使用ツール:棒編み

 

作品について

Q1.この作品をつくったきっかけは?

卒業制作のスタイリングを確認する際、モデルさんにフィッティングをした時に「もうちょっと裾が長い方が可愛いのに…」と思い、担任の先生から「アームウォーマーとか付けちゃえば!」と提案されたのがきっかけでした。選択授業でニットを勉強していたし、卒業制作でニットをたくさん編むという友だちもいたので、せっかくなら自分も作ろうと思いました。

Q2.どんなテーマや想いを込めた?

このアームウォーマーは、私にとって今も忘れられない高校時代の記憶をもとに制作しました。制服を想起させるアイテムに、伸び切った袖や縮んだ裾、ほつれなどのディテールを加え、コロナ禍で「学生を生ききれなかった」私自身の時間の停滞と未消化な感情を表現しています。赤と水色で、記憶が今も私の血肉として残り続けていることを象徴しています。

Q3.制作で苦労した点とこだわった点は?

アームウォーマーは心臓や肉を連想させる質感と色味を意識し、赤を基調に静脈のような水色を差し色として取り入れました。凹凸のある毛糸を選び、白や紫、黄色も混ぜることで他のスタイリングにも応用しやすくしました。リブ編みやバブルステッチなど複数の編み方に挑戦し、ニットならではの風合いを追求しました。

Q4.完成したときの気持ちは?

撮影直前に制作を始め、数日間編み続ける中で、ニット1つにかかる時間や手間、愛着の大きさを実感しました。同時に、普段作品を生み出すクリエイターへの敬意が深まり、スタイリストとして必要なものは自分で作れる力も不可欠だと感じました。

めぐさん、この度はインタビューにご協力いただきありがとうございました。作品について丁寧に、そして率直に語る姿からは、制作に向き合う真摯な姿勢と強い情熱が感じられました。中でも「周りとは少し違う選択をしてきたからこそ、それが正解だったのか分からなくなることがある」という言葉は印象的で、自身の歩みを疑いながらも前に進もうとする葛藤が、作品の細部にまで滲み出ているように思います。迷いや不安を抱えながらも、それらを表現へと昇華し続けるめぐさんの姿勢は、同じ時代を生きる多くの人の心に静かに寄り添うはずです。これからもめぐさんらしい素敵な作品を生み出し続けてほしいと同時に、今後のご活躍を心から楽しみにしています♡
(prop編集部・HALU)

【Editor’s Note/prop 編集部より。】