青文字ファッションから
服を好きな人には、それぞれ理由があると思います。みなさんはどんな理由でファッションに興味を持ったり、お洒落を好きになりましたか?
私は原宿や秋葉原カルチャーからでした。名古屋の中学校に通っていた私は最寄り駅から乗車するバスの時間まで本屋で立ち読みをして時間を潰していました。ZipperやKeraなど個性派の雑誌を読むのが好きで、気付くとロリータ、パンク、青文字系のファッションにハマっていました。
アニメも好きで、コスプレをするようになって、お小遣いを貯めてはウィッグや衣装、メイク道具を調達してコミケに行ったりしていて…学校にはコスプレ仲間みたいな友人はおらず、Twitterやコスプレする人たちの掲示板で連絡を取り合っていました。
普段着は青文字系でパニエにカラフルな総柄のスカート、白のタイツに厚底。コスプレイベントのために雑誌を見ながらメイクの勉強したり…っていう中学時代。コスプレをきっかけにメイクが好きになった気がします。
当時、原宿に行くのは憧れで、雑誌で読者モデルをやっているカリスマ店員に会うのも夢でした。初めて東京に来たときは朝から晩までずーっと原宿で遊びました。今じゃ考えられないけど(笑)
無意識だったと思いますが、他の人とは違う派手な格好をして目立ちたかったのだと思います。自信もなくてファッションで他人と差別化したかったのかもしれないです。当時できなかったブリーチやタトゥー、ピアスをいま楽しんでいるのは未だに他の人と違うことを意識しているのかも。
今となっては当時のファッションは黒歴史で、恥ずかしくて、あまり人には言えない(笑) でも、そんなファッションやカルチャーとの出会いがあって、今の私がいるわけだし、ファッションを通じて出会った人や世界が素晴らしいと思うことができます。
中学時代から比べたらファッションもメイクの系統も大幅に変わってしまいましたが、ひょっとしたら、何年後かにまた違った新しいモノにハマって、違う系統の洋服を着ているのかなと思うと面白いですよね。
photo & text byトビ子ちゃん
愛知出身のミレニアムベイビー。高校時代をニュージーランドで過ごす。思い立ったらすぐに行動するけど、リスクヘッジをしないのでトラブルに巻き込まれることが多く、まぁでもそれも人生って感じ。最近は休みがあれば狂ったように渡韓する韓国美容オタク。
トビ子ちゃん
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