服を手放せない理由
先日引っ越し作業をしたことを機に、気がついたことがあります。クローゼットには、衣類以上のものが詰まっているということです。
私の部屋は服で溢れているにもかかわらず、今日常的に着ている服は20着程度です。中学生の時に買ったパーカー、品質の悪いデニム、学生服。客観的に見れば手放したりしても困らないはずなのに、なぜか手放すことができません。もう絶対に着ない、高校生の時にアルバイトをしていたスシローの制服すら私は捨てていません。そんな服が、あなたのクローゼットにも一着はあるのではないでしょうか。
正確に言うと、その服を捨てられないというよりも、その服を着ていた頃の自分を捨てられないのかもしれません。
そう思った時に、クローゼットは人生そのものだと感じました。あの時の趣味やあの時の憧れ、毎日制服に袖を通していた日々の思い出。そして、初めてファッションに夢中になったあの頃を思い出しました。もう絶対着ないということは分かりきっているのに、その服にこもった思い出が愛くるしくてなかなか手放すことができません。私たちはその服に、ただのアパレルという意識を超えた情緒的な何かを勝手に詰めているのです。だから私のクローゼットは日に日に溢れていっているのです。今着ている服が数十年後にはそうなっているかもしれませんし、これからも私のクローゼットにはメモリアルな服が増えていくと思います。
あなたのクローゼットにはどんな思い出が詰まっていますか?
photo & text by イマ
横須賀市出身の19歳。家では猫五匹と幸せに暮らしています。黒い服が好きなのに、猫の毛がついて目立ってしまうのが悩みです。新宿おすすめのご飯屋さんは、学校の近くのつけ麺屋伊之瀬と赤から。
イマ
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