記憶をなぞる曲たち

みなさんは音楽は好きですか?

私は大好きです、音楽がないと生きていけないと思うほどに。私が音楽を好きになったきっかけはたぶん、高校1年生の頃新しい環境になじめず、音楽を聴いて過ごしていた日々にあると思います。そんな時に出会った一人のアーティストに私は何度も心を救われました。その人は同じ地元出身のラッパーで、自分自身の生活やマインドを飾らずに歌う人です。当時私は新しい環境に不安や孤独を感じていましたが、彼の曲を聴くと「まぁなんとかなるか」「自分は孤独じゃない」と感じられました。

何が言いたいかというと、音楽はどんな状況だろうと味方になって寄り添ってくれるものだと私は思います。寂しい夜、休日家でゴロゴロしている時、恋をしている時、どんな時だろうと寄り添ってくれる音楽があるはず。私で当てはめてみると、まだ寝たくない夜は「Suchmos」の曲を、強い女性になりたい時は「椎名林檎」の曲を、好きな人がいる時は「銀杏BOYZ」の曲を、むしゃくしゃしたら「Nirvana」とMåneskin」を、地元が恋しくなると「唾奇」を聴いたりします。例を挙げたらキリが無いほど音楽と共に喜怒哀楽を感じています。

こうして日々の感情と共に音楽を聴くと、1年後、2年後にその曲を聴いても当時の記憶が割と鮮明によみがえります。私はこのように音楽で記憶をなぞり、思い出に浸ります。その記憶が幸せでもそうでなくても、私の大切な記憶なのです。

Photo & text by 愛花

沖縄県出身、水辺や森が好きで定期的に海に行きたい。古い建物が好きで怪しい路地を見つけると入ってしまう、それに度々友人を巻き込んでしまう。申し訳ないと思っているがそんな私について来てくれる友人が大好き。猫も大好き。
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愛花