たった10年、されど10年。

お久しぶりです！　マイです。

突然ですが、みなさんは人生を長いと考えますか？　それとも短いと考えますか？　毎日一生懸命に生きて、まだたったの20歳。おばあちゃんになるまでは、まだまだ先が長いです。

しかし、ある作品に出会い「人生って思ったより短いのでは？」と考えさせられるようになりました。今回は生き方について考えさせられる漫画作品「葬送のフリーレン」を紹介します。

この作品は、何千年も生きることができる長命のエルフ “フリーレン” が主人公。フリーレンと共に勇者 “ヒンメル” が魔王を打ち倒し、10年間に及ぶ冒険の旅が終わったところから始まります。長命のフリーレンからすれば10年なんてたったひと時。しかし、この10年の旅がフリーレンを変えました。魔王を倒し平和が訪れてから50年後。共に旅をしたヒンメルの死をきっかけに物語が動き出します。何人もの死を見届けるフリーレンが10年間の旅を辿り “人を知る旅” をする物語です。

この物語、最大の特徴は1年がまるで1週間かのようにあっという間に過ぎ去ることです。長命のフリーレン視点で動く物語は、あっという間に時間が過ぎ去ります。共に旅をする弟子の成長、以前訪れた街で出会った人々の死。変わらないのはフリーレンだけです。フリーレンからすれば、「なぜ人はそんなに生き急ぐのか？」と思うかも知れません。しかし、人々には時間が足りないのです。「50年後に会おう」なんて約束を、簡単にできないのです。

どんどん過ぎ去る日々に、私は焦りました。「人生ってこんなにあっという間なのか」と。簡単に過ぎ去ってしまう日々を大切にして生きよう思いました。やりたいことは全部やって後悔のない人生を。そしてフリーレンの10年のような人生が変わる素敵な体験をしたいと。

アニメも放送されるので、ぜひ「葬送のフリーレン」をご覧ください！　そして一緒にフリーレンの送る長い旅を見届けましょう。

photo & text by マイ