気分を上げるには、大きな出来事じゃなくていい
特別な予定があったわけでも、記念日だったわけでもありません。ただその日、なんとなく「花を買おう」と思いました。理由ははっきりしていなかったけれど、その直感に逆らわず、帰り道にお花を手に取りました。この写真は、そんな何気ない日の帰り道に撮った1枚です。
花を買うことは、生活の中で必須な行動ではありません。なくても困らないし、誰かに見せるためのものでもない。それでも、花を持って歩いているだけで、少しだけ背筋が伸びて、気分が軽くなったのを覚えています。たったそれだけのことで、いつもの道が少し違って見えました。
忙しい日々の中では、気分を上げることさえ後回しになりがちです。何か特別なことが起きたら、気分が良くなる。余裕ができたら、自分を大切にする。そんなふうに考えてしまうことも多いですが、この日は逆でした。理由もなく花を買ったからこそ、気持ちが少し上向いたのだと思います。手の中にある一輪の花は、静かだけれど確かな存在感がありました。派手ではないのに、目に入るたびに気分が整う。誰かに褒められるわけでも、成果が出るわけでもないけれど、自分のために選んだものがあるという事実が、心を落ち着かせてくれました。
何気ない日にした小さな選択は、後から振り返ると意外と記憶に残ります。この写真を見るたびに、あの日の空気や、少しだけ軽くなった気持ちを思い出します。大きな変化じゃなくてもいい。なんでもない日に花を買う、そんな選択が、日常をやさしく支えてくれることもあるのだと思いました。
photo & text by niina
千葉の海辺で育った三兄妹の末っ子。ひとりで行動する時間が落ち着くINFJです。喫茶店でコーヒーを飲みながらぼーっとしたり、冬のひんやり澄んだ空気の中を歩くのが好き。日常の小さな好きや気分をゆるく発信しています。インスタにもぜひ遊びにきてね〜♬
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