きっかけはシャツ作り
僕は幼少期の頃から日常の中でいつの間にかマイルールを立てていることが多かったです。
「お弁当を食べる時、大好きなおかずは最後に残しておく」
これは小学生の時から今も続けています。
「短パン体操服は絶対着ない」
これは幼稚園に通っていた時、頑なに守ろうとしていたことです。
昔からマイルールを立てがちな僕は「長く愛せる服、長く愛される服を買う」という服選びのマイルールを立てました。
それは、自分でシャツを作った時に想像以上に労力が必要で、衝撃を受けことがきっかけでした。 生地の地直しから始まり、パターンを配置して裁断、ロックミシンをかけたり、ボタン穴を作ったり…細かくいうと工程はもっとたくさんあります。
逆をいえば、なぜ大変な労力が必要だと思っていなかったのでしょうか。それは、たとえ1990円でシャツを買えたとしても「普通」だと思ってしまう自分自身がいたからだと思います。その背景にはファストファッションが一般的になっていることが関係しているかもしれません。
もちろん今でもファストファッションで買い物をすることはあります。ただ、服選びのマイルールを意識しながら買うようにしています。
一生とは言わなくとも、自分のライフスタイルの中で長く愛せる服、人に譲っても長く愛される服を選ぶのはなんだか気分がいいです。
そして今のところ、自分にとって長く愛せる服は黒い服みたいです。
photo & text by ノリ平
関西出身。3人兄弟の末っ子だと自己紹介すると「意外。お姉ちゃんいそう」と言われる。好きな休日の過ごし方は友人とホームパーティー。引っ越してから机を買ってないためピクニック風。今年行きたいところは室堂。今欲しいものは家のサイズに合わない植物。
ノリ平