あの大画面だからこそ

サブスクが普及している今、みなさんが映画館へ“わざわざ”見に行く作品はどんなものですか? 映画館に行くという行動に、“わざわざ”という意味が込められる風潮を少なからず感じています。

ストーリーが面白そうで公開と共に早く見たいから。推しの顔を大画面で拝みたいから。

わざわざ足を運ぶ理由はそれぞれだと思いますが、私はあの大画面ならではの視界いっぱいに広がるこだわり抜かれた映像美を求めて映画館へ行きます。

「君の名は。」2016年に新海誠が監督を務めたアニメーション映画です。

彼の作品は当たり前のようにある日常、自然風景を写実的かつ繊細に彩られている映像が大きく評価されています。予告映像でRADWINPSが主題歌を歌うと聞いて映画館に行った私は、大画面を目の前に、その美しい映像が私の心を大きく動かしました。

雫が落ちる瞬間や音、雲の動きによって変化する光の筋道、草花の目線から映る世界。現実世界に存在するのに誰も気に留めていないような一瞬をとてもていねいに切り取られている映像が大好きです。

そんな新海誠監督の最新映画「すずめの戸締まり」が11月11日に公開されます。「君の名は。」 「天気の子」に続く3年ぶりの新作です。すでに予告動画も公開されており、さすがの映像美がみられましたが、スマホの画面サイズでは満足できず、はやく公開して欲しいなという気持ちでいっぱいです。

新海誠監督が魅せる、別角度からの世界を訪れに、わざわざ映画館へ足を運んで欲しいとです。そして見終わった後の現実世界がいつもよりワクワクして見えるといいなと思います。

photo & text by △♡

典型的なTHE・O型の性格で、マイペース。座右の銘は「任運騰騰」(にんぬんとうとう)。意味が優柔不断の私にめちゃくちゃ刺さるし、なんと言っても発音が可愛いから座右の銘にした。まだまだ湿気が私をいじめてくる。偏頭痛辛い。

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