これじゃなきゃダメなのです

こんにちは。凜です。

写真を撮るのが好きです。撮られるよりも、好きかもしれないです。誰かの一瞬を形に収めることは、ちょっとした魔法のような気がして。

そんな私が今回紹介するのは、3年前に中野のカメラ屋さんで購入したフィルムカメラ。当時の私はその場凌ぎのインスタントカメラじゃなくて、本物のフィルムカメラを片手に17歳を生きたい、と思いました。

トップの写真は、私が撮影した母親です。ブレブレなんですけど、すごく気に入っています。どんな加工を施しても、iPhoneには出せないこの味。たかが数十枚の写真に数千円かかるけれど、これじゃなきゃ残せない温度。

現像した写真には、私から見る世界が写っているので、ほとんど私は登場しません。でも、そこに写る大好きな人たちのキラキラした表情を見れば、それを愛おしむ眼差しでファインダーを覗いていることは、安易に想像できます。

プロモーションフォトの授業が始まってから、より写真を撮ることが好きになり、自信が持てるようになりました。先日ディズニーに行った際、生まれて初めて「撮りましょうか?」と自分から声を掛けることができたのです。シンデレラ城の前。ママと子供を撮るパパの顔が、ぱあっと明るくなったのを覚えています。

中古のフィルムカメラ自体は数千円で買えるので、(フィルムや現像にお金が掛かるけれど)あなたも手に入れてみてはいかがでしょうか。

photo & text by 凜

上京組よりも路線に疎い東京人。高校時代に実家を追い出され、優雅に1人暮らしを満喫中。趣味はオンラインゲーム。どうぶつの森とかじゃない。対人のFPSが好き。他には音楽、映画、アートなど。サブカルチャーに育てられた。
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