実家暮らしでいること

千葉県の小学校、中学校、高校を卒業した私は生粋の千葉県民。今も千葉から東京の文化服装学院に通っています。

片道1時間半はかかるし、電車はほぼ毎日なんらかの理由で遅延するし、乗り換えは2回だし、どんなに疲れていても電車は満員なので座れたらラッキーくらいのスタンスです。とどめに学校の日は毎日6時起き。遅くても6時に起きないと間に合わないのがしんどいなーって思っています。

だから東京に上京してきた友だちや東京に実家がある友だちは、学校まで近いので朝7時とか8時とかに起きているらしく、とても羨ましく思います。

ですが、ちょっと学校まで遠いけれど実家で暮らすメリットはいくつかあります。

それがダントツで「食」の面です。私のおばあちゃんはとても料理が好きで得意で、毎週家に来て夜ご飯を作ってくれます。母もおばあちゃんから教えてもらった料理を私たち家族のために毎日作ってくれます。

「あれが食べたいな、これ作って欲しい」って頼んだら、余程のことがない限り作ってくれます。仕事で疲れていてもです。多分、この夜ご飯のおかげで私は毎日真っ直ぐ帰っているんだと、このcolumnを書いていて思いました(笑) それくらい美味しいのです。

食べ物って人と人をつなぐ大事な要因だなって思います。家族の憩いの場になるのはやっぱりご飯を食べるリビングテーブルで、好きな人と会う口実にするのはおしゃれなカフェで、友達ととりあえず行くのはファミレスで、だけど疲れた時に1人で行くのがスタバで。どの空間にも人はいます。

どうせなら自分の好きなものを食べたいと思うし、そこにいて居心地のいい場所を選びたい。文化を卒業したら、ひとり暮らしするか、誰かと暮らすかわかりませんが、今のうちに母とおばあちゃんの手料理の味を堪能していたいと思っています。今日はハンバーグが食べたいな！

photo & text by 華