不思議な国と私

6年前、イギリスを訪問しました。私が通う大学がイギリスの大学と提携していて、1週間のニットワークショップを開催していたからです。ワークショップは1週間だけでしたが、友だちと一緒にイギリスを探索したいと思い、その後、1ヶ月間の旅行を計画しました。サッカーが有名な都市マンチェスターから出発し、エディンバラまで足を伸ばし、ロンドンまで行きました。

イギリスに行っての感想は「本当に魅力的な国だ」ということ。この国は雨がよく降るので、空はずっと灰色のような青色です。面白いことに、雨が降ってもイギリスの人々は傘をさすのではなく、代わりにレインコートを着ます。なぜ傘を使わないのか？　イギリスの友達に尋ねたところ、傘を持ち歩くのが面倒だからだそうです。

イギリスにはとても優しい方が多いです。私がジャック・ザ・リッパー博物館に行った時、学生証明書を忘れてしまい、通常の入場料で入館しようとしました。しかし、博物館のスタッフは「ジャック・ザ・リッパーに興味を持って遠い国から来たので、学生料金で結構ですよ」と言ってくれました。6年経ったいまも、このことがまだ心の中に残っています。

たくさんの博物館、お城、古い建物があり、魅力的な要素が満載です。私が1番気に入った場所はセントポール大聖堂 です。チャールズ皇太子と故ダイアナ妃が結婚式を挙げた場所として有名な場所です。ロンドン火災で焼失したこともありますが、長い時間をかけて1710年に再建されました。初めて行ったときは、とても神秘的な場所だと思い、その後何度も訪ねています。

生きているうちにイギリスに行けると思っていなかったので、とてもいい思い出になりました。アジアと違う文化の国で新鮮な気持ちになれ、またいつか行きたいと思っています。

photo & text by ケイ