アーティストでいられる40分間

私は学校に通う傍ら、趣味でDJをやっています。みなさんはDJについてどういった印象を持たれているでしょうか? DJは主にイベントやパーティー、フェスなどで、その空間や場所に合わせて曲をセレクトし、ノンストップでプレイすることです。

主にHouse Musicというジャンルを基盤としてDJをやっているのですが、なぜ私がHouse Musicを、さまざまなジャンルの中で選んだのか。その理由は、他のジャンルと比べて圧倒的に心地よさが違うからです。音が耳から入ったと同時に、心の状態に影響を与え、感情や知覚、聴覚を活性化させてくれる感じがします。

House Musicは多くの文化やバックグラウンドの人々を1つにまとめる力を持っています。一定のリズム、エネルギッシュでポジティブな雰囲気を持ち合わせ、踊りやすいビートで多くの人々がともに楽しみ、踊る場を提供できる。それがDJをやるうえでHouse Musicを選んだ理由であり、House Musicを愛する理由です。

1人のDJに設けられる時間は約40分から長くて1時間程度。良くも悪くもDJはイベントの中心的な存在であり、そのパフォーマンスによって全体の雰囲気が決まり、イベントの成功を左右します。観客よりも広範囲な音楽の知識、既存の曲をリミックスして新たなオリジナリティを出すクリエイティビティとスキルが求められます。観客とインタラクションを通じ合い、そして最高のパフォーマンスができた時の観客の盛り上がりと一体感は言葉にできないほど気持ちよく本当にたまりません…

歌手でもなければ、作曲者でもない、何物でもない自分がアーティストでいられる最高な時間です。最高の音楽を提供するので、是非私の音楽を聴きに来てください。

世間知らずの田舎育ちの03世代。上京した仲間と肩を寄せ合って生きている。日常的にプリズムを探している。大人と話すのは苦手。デリバリーはやったほうがいい
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Eiki