私にとっての自然とは
近頃SNSで目にすることが増えた「#自然界隈」。
みなさんはこの言葉をご存じでしょうか?
自然界隈とは、森や山、川、海など自然に惹かれ、その魅力を発信する人たちが集うネット上の文化圏です。自然をただ “見る” のではなく、感じ取り、言葉や写真で共有する世界ともいえます。
私は長野から上京して約1年。視界に広がっていたのは山々や澄んだ空、木々の緑といった自然の風景。それが東京に来て、高いビル、大きな看板、人の波へと一変しました。最初はその新しさにワクワクしていましたが、日々が過ぎると、騒がしさから離れたくなり、いつの間にかイヤホンが手放せなくなっていました。
そんなある日、新しくできた友人に誘われて江ノ島を訪れました。反対側の静かなエリアには老舗のご飯屋さんや古民家が並び、自然と調和したその景色に心が落ち着くのを感じました。それ以来、私にとっての「静けさ」や「安心できる景色」を探すようになりました。高尾山、新宿御苑、軽井沢、奈良井宿。出会った自然の風景を写真に収め、感じたことをInstagramに綴るのが日常になりました。
そんな日々の中で出会った言葉があります。
「人は出会いによって育てられ、人生は別れによって深められる。」
この言葉を読んだとき、新しい景色や人との出会いが今の私を育ててくれている。そして別れや変化もまた、人生に深みを与えてくれる。前向きに背中を押してくれる言葉だと感じました。もし少し疲れたなと感じたら、ぜひイヤホンを外して、自分だけの世界に触れる自然と向き合ってみてはどうでしょうか。
photo & text by minami
インドアだけどたまにアウトドア。映画、音楽、本、自然などその時の気分でその日やることを決める自由奔放な19歳。長野から上京してきては都会の中にある緑を常に探し求めてる。口癖「実家帰りたい。」「猫に会いたい。」
minami
Instagram:@mimunaro