文章を書くこと
私の毎日の習慣は日記をつけることです。
私は文章を読むのと同じくらい、文章を書くことが好きです。1日の終わりに、思ったことや感じたことを思うままに書く時間が、私の心を整理してくれます。
愛用している日記帳は、地元の雑貨屋さんで見つけたクリサンセマムのお花が表紙のノートです。開くと、真っ白なページにオレンジ色のグリッドが可愛くて、とても気に入っています。書く内容は日によってさまざまです。ノート1ページじゃ足りない日もあれば、「ラーメンが美味しかった」で終わる日もあります。綺麗な言葉じゃなくてもいいんです。どんな日も、そのとき感じたことをありのまま言葉にして残すようにしています。
そして、不思議なことに言葉にならない気持ちも、ただペンを動かしているうちに少しずつ形になっていくのです。紙とペンだけのシンプルな行為なのに本当に不思議です。(笑)
たまに、前に書いた日記を読み返すことがあります。自分で書いた文字なのに、思わず笑ってしまったり、涙がこぼれたりします。ノートの中には、ちゃんとそのときの自分がいて、それら全てが愛おしいのです。
苦しかった日、なにも感じられなかった日、嬉しすぎて信じられなかった日。すべての「今日」が、まるで宝物のようにノートの中で生きている。絶望だった自分も、幸せだった自分も、今の私に「大丈夫」と言ってくれます。書くことは私にとって「自分を確かめる時間」であり、「生きている証」なのかも知れません。私は弱いので、今日も、今日の自分を抱きしめて、ペンを走らせます。
自分を愛すること。
文章を書くこと。
photo & text by kokomi
2006年生まれ。趣味は本を読むことと映画を観ること。1人で過ごす静かな時間が大好き。最近山椒を美味しいと思うようになった。とにかくぼんやりマイペースに生きている。でも先日、ぼんやりしすぎてMacBookの液晶を割ってしまいました。将来の夢は猫と暮らすこと。
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