言葉以上の絆

夕日が海を金色に染める頃、私たちはただ並んで立っていました。話していたのは、いつも通りのくだらないことです。(笑)それでも、その時間がとても尊くて、なんだか少し泣けてきました。

左の彼女とは、幼稚園から中学まで一緒で、今年15年目というは、私の人生の半分以上です。お互いにいろんなことがありましたが、小学生の頃は毎日のように喧嘩していた頃が恋しいです。どんなときも変わらずそばにいてくれる存在です。口にしなくても分かり合える関係は、簡単なようで実はとても特別なこと。右の彼女、小学生から中学生まで一緒で今は8年を共にすごしてきました。

私と彼女の好物は”お寿司”で、出かけた際はいつも食べる。普段からあまり全部を語らない子で、語らないのはきっと私たちにきっと気を遣って受け身になってくれるからだと思います。(笑)

今では、何も言わなくても通じ合えるようになり、久しぶりに会ってもすぐに「いつも通り」に戻れるのは深く根を張った絆があるからだと思っています。

それぞれ違う時間を生きて、違う人たちと出会い、違う場所で悩んだり笑ったりしているのに、こうしてまた自然に集まれること、そんな関係があることを私はとても幸せに感じています。長い付き合いの中で少しずつ変わってきた部分もありますが、けれど笑い合うときの顔だけは、昔から変わっていないです。(笑)写真を見返して思うがあのとき私は、この時間がずっと続けばいいなと思っていました。きっと言葉にしなくても、お互いにそう感じていたのではないでしょうか。

その絶景よりも、私には両方のふたりの笑顔のほうが、ずっとずっと見ていたいです。

今後も見続けます。(笑)

photo & text by KAREN

東京都青梅市出身、埼玉育ちの二兄妹の末っ子。小さい頃から面倒見の良いお兄ちゃんに何でも頼りっきりだけど、外ではよく「お母さん・ママ」と呼ばれることが多い。(笑)この世で一番好きなのはお寿司・抹茶・愛犬! 最近は、人混みより誰もいないような静かな場所が落ち着く。
Instagram@__thxaloha10

KAREN