忙しい日常の中でのひと休み
忙しい日常の中で、自分のための時間を確保することは決して簡単ではありません。スマートフォンやSNSが常に身近にある現代では、気づかないうちに通知や画面に意識を奪われ、心が本当の意味で休まる瞬間が少なくなりがちです。次から次へと情報に触れる生活の中で、自分自身の気持ちと向き合う余裕を失ってしまうこともあります。だからこそ、日常の中で意識的に立ち止まり、静かな時間をつくることが大切だと感じています。
私にとってその時間は、お気に入りのカフェで過ごすひとときです。落ち着いた空間に身を置き、静かな席に座ってチャイラテ、抹茶ラテやコーヒーを注文し、ゆっくりと読書を始めます。カフェに流れる穏やかな空気や、手にした飲み物の温かさは、自然と気持ちを落ち着かせ、日常の忙しさから少し距離を取らせてくれます。そこでは効率や結果を求めることなく、ただ自分のために時間を使うことができます。
私は紙の本で読むことが好きですが、Kindleもまた心地よい選択肢だと感じています。普段スマートフォンを手にすると、無意識のうちにSNSを開き、画面をスクロールし続けてしまいがちです。しかし、同じように手に持つデバイスでも、Kindleを開くことで、その行為が「読むこと」へと変わります。情報を流すように消費するのではなく、自分が本当に興味を持てる物語や文章に集中し、内容に引き込まれる時間を持つことができます。
このような小さな習慣は、心に余白を生み、自分自身を整えるきっかけになります。日常の中に静かな時間を取り入れることが、より穏やかで、自分らしいバランスの取れた生活につながっていくのではないでしょうか。
photo & text by agatha
アルゼンチン出身。ファッション、アート、科学に関心があり、ファッション業界を、気候変動やジェンダー平等などの社会課題に気づきをもたらす場に変えていくことを目指している。美術館や展覧会に行くこと、海を眺めること、カフェで過ごす時間が好き。
agatha
Instagram:@agastagno