正解も不正解もない世界に放り込まれて
文化服装学院に入ってから、ファッションには正解も不正解もないことだと強く感じるようになりました。
着方も表現も価値観も本当にさまざまで、最初は「え、そんな着かたがあるの?」と若干驚くことばかりでした。これまで自分の中で当たり前だと思っていた感覚が、ここでは当たり前ではないこともあり、何度も考えさせられました。けれど、気づけばそれが自然になっていて幅広い感覚を持つことができました。
毎朝新宿に着き、歩いているとすぐ「あ、文化生だな」とわかります。服装だけでなく、空気感のようなものから伝わってくるものがあり、一言では表せませんがきっと文化生ならこの感覚はわかるはずです。当時、高校生だった頃の私は文化服装学院のことしか考えていませんでした。迷いのない一つの想いで、知り合いが元文化生ということでその姿に憧れ、この場所を目指すようになったのがきっかけです。
去年文化に入ってから毎日地元の最寄り駅を通ると、自分だけが少し浮いているように感じることもありました。服装や考え方の違いに、戸惑うこともありましたが、今はまったく気になりません。ファッションの表現は自由であり、それぞれの個性があっていいのだと。文化で過ごす中で自然と受け入れられるようになったからです。
文化服装学院は、私がこれまで生きてきた中で、間違いなく「素敵な場所」でした。良き友だちにも出会うことができ、刺激を受けながら自分自身と向き合う時間も増えました。ここでしか得られなかった感覚が、たしかにあります。うまく言葉にはできませんが文化は、私にとってずっとラブな存在です。ありがとう。
photo & text by KAREN
東京都青梅市出身、埼玉育ち。小さい頃から面倒見の良いお兄ちゃんにいつも頼りっきりだけど、外ではよく”お母さん・ママ”と呼ばれることが多い。(笑)最近コストコの会員になったから友だちとドライブがてら行くことが楽しい。 Aloha,Mahalo.
KAREN
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