ご飯より好きなもの

急に姉からきたLINE「今日、夜一緒に食べる?」そんなの断るはずもなくて、昼過ぎまで着ていたパジャマはすぐに脱ぎました。文化に入学を決め、秋田から上京してきた私の夜は大体1人。そして大体納豆ご飯。そんな暮らしをしていると、誰かと一緒にご飯を食べる時間ってすごく大切なんです。

私は三姉妹の末っ子で、姉の1人は東京、1人は秋田で暮らしています。そんな2人が今日は揃って代々木体育館にMAZZELのライブを見に行くらしく、2人がライブを楽しんでいる間、私はコメダ珈琲店で1人これを書いています。私の生活費のほとんどは “誰かと食べるご飯” に惜しみなく使われているわけですが、1人コメダの1600円はやっぱり少し痛手で。

1人の時間はもちろん好きだし、作業は家よりカフェでの方が進む。それでもなんだか躊躇してしまうのは、私はご飯そのものよりも、それを人と共有する時間にこそ価値を感じているからなんだと思います。「美味しいね」とか、「最近こんなことがあってさ」とか。そんな何気なくてどうでもいい会話が、それを一緒に笑い合うこの空間が、きっと愛おしくてたまらないんだと思います。

1人だとたまに、頭の中がいっぱいになってしまうから。考えなくていいことまで考え続けてしまうから。だから、美味しいものを食べて、たくさん話して、頭を幸せで埋めるんです。不安が入る隙もないくらいに。

さて、「終わったよ」とのことなので、私もそろそろここを出ようかな。楽しめたかな、好きな曲は聴けたかな。聞きたい話がたくさんあるので、私は今日もご飯に行ってきます。みなさんもぜひ、楽しいご飯ライフを!

photo & text by 泉月

秋田県出身、標準語しか知らない19歳。INFP。好きなことは音楽を聴くことと、公園でカモをぼーっと見ること。水の流れを眺めるのも大好き。自然と動物は大好きだけど虫は大の苦手。私と仲良くしてくれる人もれなく全員大好き。
Instagram:@ge.3yon

泉月