送られてくる写真

最近、実家にいたころよりも母と連絡を取る回数が増えたと感じています。
うれしいことがあったときや、疲れてしまったとき、母の声を聞きたくなってすぐにビデオ通話をかけることが習慣になりました。

私が落ち込んでいるときは、実家で飼っている大好きな猫の写真をたくさん送ってくれます。そして、自炊のレパートリーが尽きてきたころには、母の作った食事の写真が届きます。そんな写真を何気なく見返したとき、思っていた以上にたくさんの写真が送られてきていたことに気付き、母の愛情を感じました。

上京する前、母は仕事が忙しく、高校生のころからお弁当を自分で作り、身の回りのことも自分でこなしていました。そのため、母は「あなたなら大丈夫」と言いながらも、少し寂しそうな表情で私を東京へ送り出したことを今でも覚えています。

一人暮らしを始めてからは、母が送ってくれた料理の写真を参考にお弁当を作り、その写真をインスタグラムに投稿するようになりました。お弁当の彩りや詰め方は、母が作ってくれたお弁当に自然と似ています。毎日忙しいなかでも、お弁当を作って写真を投稿することは、私にとって小さな安心を届ける「娘からの愛」です。離れて暮らしていても、写真を通してお互いの生活を共有し合えることが、今では何よりもうれしいつながりになっています。

photo & text by minami

インドアだけどたまにアウトドア。映画、音楽、本、自然などその時の気分でその日やることを決める自由奔放な20歳。長野から上京してきては都会の中にある緑を常に探し求めてる。口癖「実家帰りたい。」「猫に会いたい。」
Instagram:@mimunaro

minami