変化し続けるクローゼット

それに気がついたのは、本当に最近のことです。ずっと、古くて、おじさん臭くて、嫌だった私のクローゼット。

思春期の頃の私は、普通の女の子みたいにスマートなものや、可愛らしいものが欲しかったのをよく覚えています。
最近では、古くて良い味出しているなぁなどと思い、結構気に入っています。
振り返れば、全く違うことを感じていて面白いですね。
しかし、それは、私の価値観の成長の表れであるし、結果として物理的にワードローブの変化からなるものではないかと思います。

文化服装学院に入ってから、ゴスにハマった私にとって、アダムスファミリーの住居に出てきそうな、この扉の重いクローゼットはエレガントだし、古臭く、恐怖的でと魅力がいっぱいで、今ではとても好ましく思っています。

隠された魅力に、気づいてしまったあの日から私は、このおじさまクローゼットに何を揃えようか、ワクワクしながら考えています。

因みに、クローゼットの中身は色別に配置しています。
これは愛読書である「愛された娘(梅田みか 著)」の主人公、京子の影響です。
こう見ると、色物がとても少ないですね(笑)

今後は海外セレブのような、ゴージャスなファッションも楽しみたいのですが、どうなることでしょう。

生まれも育ちも神奈川県。最近は専ら、ゴシック文化にハマっており、幼少期から育んできた厨二心が疼き出している。ロンドンに行きたいが、本当はとりあえず黙って、真っ当なバイト探しや、就活をするべきなのである。優雅に生活したいのに、去年の金遣いが荒すぎて破産寸前。

サトシ