おいしい音と香りに包まれて

週に1回、自分の好きなお店や友人が行きたいと言っていたお店に食事をしに行くことを習慣にしています。これは「どんなに忙しくても、自分のための時間をつくる」という小さな日課です。食べることが大好きな私は、この週に1度のごはんの日をモチベーションに1週間頑張ろうと思えるんです。その日だけは、タスクのことを考えず、心から食事を楽しむ。そうすることで、日々自分を追い込みすぎず、自然とリフレッシュできて、次の日からの課題も不思議と捗ります。

今回訪れたのは、吉祥寺にある「もがめ食堂」。平日の18時に行きましたが、開店と同時にすでに満席の様子。少し待って入店しましたが、すぐに行列ができていました。行くなら開店時間に合わせるのがおすすめです。

この日は、スタバのほうじ茶クラシックティーラテとオールドファッションしか食べていなかったので、がっつり食べたい気分。注文したのは「豚の角煮定食(煮卵付き)」と「りんご酢ソーダ」。カウンター席に座ると、目の前で料理が仕上がっていく様子が見えて、油が弾ける音や食器の重なる音が心地よく響きました。まるで実家でお母さんがご飯を作ってくれている時の音のようで、どこか懐かしくて安心する時間でした。

角煮はとろとろで味がしみていて、前菜まで丁寧でおいしく、りんご酢ソーダも料理を引き立てる優しい味わい。お腹も心も満たされて、外に出た瞬間、幸せな余韻が残りました。本当は井の頭公園を散歩する予定でしたが、満腹すぎて断念(笑)。そのまま帰宅しました。

日々何かに追われている時こそ、少し立ち止まってごはんを楽しむ時間を作ってみてほしいです。おいしい食事は、心を整えるいちばん身近なリセット方法かもしれません。

photo & text by ゆめ

北海道産ESFP。人生は一度きり。だから気になったことは何でもやってみたい。知らない世界に触れるのが好きで、日々ちょっとずつ、自分をアップデート中! 食べることが大好きで、四六時中歌っている、ツボが浅くてゲラな女です笑
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ゆめ